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第6回

第6回 画像と文章の先へ ―AIで新しい人流の世界を生成する

第6回 画像と文章の先へ ―AIで新しい人流の世界を生成する
講師:水野 貴之(情報社会相関研究系 准教授)
概要:
 本講座では、AI技術を活用して人々の移動や動線パターンをシミュレートする革新的な手法に焦点を当てます。画像認識や自然言語処理の基礎から、これらの技術が如何にして人流の分析や予測に応用されるかを探ります。
 最新のAIモデル、特にGPTアーキテクチャを用いて、都市計画、交通システム、公共スペースの設計のために人流をどのように生成できるかを示します。さらに、人流生成AIがもたらす社会的、倫理的な課題にも触れます。
 この講座は、高校生を対象に、AIによる未来の社会形成についての洞察を提供します。

備考:
 画像分析や画像生成AIの使用に際しての著作権に関する問題は複雑で、特定の法域によって異なる場合がありますが、一般的なガイドラインについては以下の点があります。

 著作権の存在: あるアーティスト(Aさん)のスタイルを模倣して作成された作品について、オリジナルの作品が著作権で保護されている場合、そのスタイルを「模倣」すること自体が著作権侵害の問題を引き起こす可能性があります。特に、そのスタイルが非常に特徴的で、特定のアーティストに直接関連づけられる場合はさらにそのリスクが高まります。

 許諾された画像の使用: 許諾を得た画像を使って学習させることは、その許諾の範囲内であれば問題ありません。しかし、許諾された画像を基にして新たな作品を生成し、それがオリジナルのアーティストの「著作権にかかる表現」を不当に利用している場合、侵害のリスクがあります。

 「変形」や「派生」の問題: AIが生成する画像がオリジナルの作品の「変形」や「派生物」とみなされる場合、オリジナルの著作権者の許可が必要になることがあります。ただし、AIによって生成された作品が「オリジナルの著作物から独立して十分に異なる」場合、この問題は避けられる可能性があります。

 画像分析の目的: 画像分析を行う目的が学術研究や批評、報道などの特定の例外に該当する場合、著作権法における「フェアユース(公正な利用)」や「合理的な使用」の原則が適用されることがあります。しかし、これは法域によって大きく異なります。

著作権法は国によって異なり、さらに解釈が複雑なため、具体的な生成AIの利用については、著作権の専門家や弁護士に相談することが必要です。AI技術を利用して著作権に触れる可能性がある活動を行う前に、法的な相談を行い、必要な許諾を得ることが重要です。


【アンケートについて】
 今後の企画・運営等の参考とさせていただきたく、下記アンケートへのご協力をお願いいたします。

 アンケートフォーム:
https://reg.nii.ac.jp/m?f=1825